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【読書】『知の教室』苫米地英人/ためになる本とはこういうもの。

 

知の教室



あらすじ・要点

Q.博士、四次元ってなんですか?
A.それは「待ち合わせ」で考えれば簡単にわかるよ。

Q.悟りって答えが見つかるってことじゃないんですか?
A.違うよ。悟りって問題解決の手段じゃないよ。問題を認識しないことだよ。

Q.時間は未来から過去に流れるんですか! ?
A.科学ではすでにそれが常識、相対論では時間はマイナスだからね。


注目・効能
世の中をシンプルにとらえる方法とコツを伝授してもらえます。
フラットな考え方プラス、怒りなどの「感情」との付き合い方も。

ありがたいことに、この本と出合ってから、
私が抱えている(または抱えていると思っている)問題の大部分は、
たちどころに解決してしまいました。
問題があまり起きなくなったとも言えます。
つくづく、凡人で良かったと思います。

ですが時々、ものごとを複雑にとらえる思考癖が顔を出すことがあります。
例えば、何か不都合が起こったときに、「相手を変化させる」方向に
考え始めたときが、そういう時です。

そういう時はたいてい、愚痴・不平不満を周囲に巻き散らかしているので
よくわかります。

もちろん、自分は正義だと叫びたいケースもあります。
ですが、自分の正義にこだわり続けると、
不満を抱えたまま、その場にとどまり続けなければなりません。
そこにいるかどうかは、自分の選択です。

人気アニメ『ワンピース』に登場する黒ひげの名言に、

やめときな、正義だ悪だと口にするのは!!
この世の何処を探しても答えはねェだろ くだらねェ!!!

というものがあります。
黒ひげは、すごく悪い奴なのですが、この名言は真理だと思います。 

そもそも、価値観の数だけ存在している「正義」なんて持ち出したら、
ものごとがややこしくなって当然です。

自分が正義だと思っているから、不愉快な感情を巻き散らかすのです。
それは、驕りです。
正義などないとわかっていれば、おのずと答えは見えてきます。

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