【読書サプリ】『赤毛のアン』モンゴメリ(著)
作品中の教訓と哲学を味わえるのは、大人の特権かも。
幼い頃、アニメで観た赤毛のアン。
孤児院からやってきたアンがトラブルを起こしまくり、養母マリラを困らせる。
食器の音や馬車の蹄の音など、あの世界観すべてが好きだったのを覚えている。
大人になるまで読書習慣がなかった私が、最初に選んだ本で、
赤毛のアンを読み始めてから、本の世界にはまり込んだ。
「この本は、大人向けに書いたもの」
著者のL・M・モンゴメリがのちに語ったそうだ。
確かに、アンが起こす事件には、いつも教訓と哲学がつまっている。
これを味わえるのは、やはりある程度の経験を積んだ大人の特権なのかもしれない。
そして、この事件たちはいつも、「誰も傷つけない方法」で一件落着する。
強いものが勝ったり、誰かを貶めたり、主人公に備わった幸運によるものではない。
アニメでは、アンがちょっぴり大人になって、犬猿の仲だったギルバートと仲直りし、マシューとお別れするところで終わる。
この先、アンは大学へ行き、友達との出会い・悲しい別れを経験する。
アンとギルバートのその後も気になる。
私は、感動シーンを、心のポケットにしまっている。
それを思い出すだけで、心が豊かになるのだ。
だから私は、この本を、心からおすすめする。
あらすじ
プリンス・エドワード島の村、アボンリー。
独身のマリラとその兄マシューは、孤児院から男の子を養子に迎えることに決める。
だが約束の日、駅に降りたのは、アン・シャーリーという11歳の赤毛の女の子だった。
マリラはアンを送り返そうとするが、明るくおしゃべりなアンに心を動かされ彼女を引き取る。Wikiより
こんな人にオススメ
・読書習慣の手始めに
・大人の女性に
・思春期の女子全般
注目と効能
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